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【整備士が解説】ミラー型ドライブレコーダーは車検に通らない?条件と対策まとめ

交通安全

よく耳にする「ミラー型ドライブレコーダーは車検に通らない」という噂について、プロの視点から詳しく解説していきます。結論から言うと、基本的には車検に通ります!ただし、いくつか注意点があるので、しっかりチェックしていきましょう。

「ミラー型ドラレコを付けたいけど、車検が通らないって聞いたんですが…」 「せっかく購入したのに、車検で引っかかったらどうしよう…」

ドライブレコーダー取り付けを行っている元整備士として、この噂の真偽と対策について詳しくお伝えしていきます。

 

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ミラー型ドライブレコーダーの基礎知識

■製品の特徴

ミラー型ドライブレコーダー(デジタルインナーミラー)は、
従来のルームミラーに代わって設置する液晶モニター一体型の製品です。

主な特徴は

・後方カメラの映像をデジタル表示
・広角での後方確認が可能
・通常のミラーとしても使用可能
・フロント&リアの録画が可能

取り付け方法の種類

 

純正ミラーに被せるタイプ

ゴムバンドで固定
比較的簡単に装着可能
取り外しも容易

純正ミラー置き換えタイプ

取付金具ごと交換
しっかりとした固定が可能
専門的な取り付け作業が必要

車検の基準と判断ポイント

■保安基準の要点

道路運送車両法の保安基準では、ルームミラーについて主に以下の点を重視しています。

後方視界の確保

  • 適切な視認性があること
  • 死角が少ないこと

安全性の確保

  • 事故時に危険な突起物とならないこと
  • 適切な強度があること
  • 取り付けの安定性
  • しっかりと固定されていること
  • 走行中に外れる危険がないこと

車検時のチェックポイント

視界の確保

  • フロントガラスの視界を妨げていないか
  • 運転に支障がないか

取り付け状態

  • ガタつきがないか
  • 配線処理は適切か

安全性

  • 鋭利な部分がないか
  • 衝突時の安全性は確保されているか

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車検不適合となるケース

以下のような場合は、車検に通らない可能性が高くなります
製品に関する問題運転視界を著しく妨げるもの
標準的なミラーサイズから大きく逸脱するもの
過度に大きなサイズなもの

 

■不適切な形状

  • 極端に横長なデザイン
  • 視界を遮る突起物がある

 

■取り付けに関する問題

  • 不安定な固定
  • ガタつきがある
  • 走行中に動く可能性がある
  • 危険な配線処理
  • フロントガラスに直接配線を貼付
  • むき出しの配線がある

車検対策と注意点

■製品選びのポイント

  • サイズ選び
  • 純正ミラーに近いサイズ
  • 視界を極端に妨げないもの

後付けミラーを選ぶ際は、まず車種に合った適切なサイズ選びが重要です。純正ミラーと近いサイズを選ぶことで、運転時の違和感が少なく、自然な視界が確保できます。また、取り付け後も運転の妨げにならないよう、極端に大きすぎないものを選びましょう。特にフロントガラス周りの視界を確保することで、安全な運転環境を実現できます。

■取り付け方式

  • 車種に適した固定方式
  • 安定性の高い製品
  • 適切な取り付け方法

取り付け方式は安全運転に直結する重要な要素です。車種ごとに最適な固定方式があるため、適合情報をしっかり確認しましょう。安定性の高い製品を選び、適切な方法で取り付けることで、走行中のぐらつきや落下のリスクを防ぐことができます。取り付け前に、固定方法や必要な工具なども確認することをお勧めします。

このように、製品選びと取り付け方式の両面から慎重に検討することで、安全で快適なドライブを楽しむことができます。

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まとめ

ミラー型ドライブレコーダーと車検の関係性について、もう少し詳しく説明を加えてみましょう

ミラー型ドライブレコーダーは、適切な製品選びと正しい取り付けを行えば、基本的に車検に通ります。車検合格のためには、以下の点に注意が必要です。

製品選び

  • 適切なサイズ選択:純正ルームミラーに近いサイズで、視界を極端に妨げないものを選びます。
  • 信頼できるメーカー:車検対応を謳った信頼性の高い製品を選択します。

取り付け

  • プロによる施工推奨:経験豊富な専門店での取り付けで、確実な固定と美しい仕上がりが期待できます。
  • 配線処理の徹底:配線を見えない位置にしっかりと収めることで、見た目も安全性も向上します。

事前確認

  • 取付店での相談:車検対応の取り付け方法について、専門店で相談することをお勧めします。
  • 車検場の確認:事前に車検場に確認することで、トラブルを防ぐことができます。

このような注意点を守ることで、安心して車検を受けることができます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 純正品と社外品で車検の通りやすさに違いはありますか?
A1. 基本的な基準は同じですが、純正品の方が工場での対応がスムーズな傾向にあります。ただし、適切に取り付けられた社外品でも問題ありません。
Q2. 取り付け位置に決まりはありますか?
A2. 法的な細かい規定はありませんが、運転の視界を妨げない位置が基本です。純正ミラーの位置を参考にするのがおすすめです。
Q3. 車検場によって対応が違うのはなぜですか?
A3. 検査官の判断基準や工場の方針によって違いが出ることがあります。事前に確認することをおすすめします。
Q4. 取り付け費用の相場はどれくらいですか?
A4. 製品や取り付け方法にもよりますが、工賃として15,000円~30,000円程度が一般的です。ただし、配線の複雑さなどで変動する可能性があります。

 

最後に

ミラー型ドライブレコーダーは、正しい知識と適切な取り付けがあれば、車検の心配をする必要はありません。むしろ、事故やトラブル時の証拠として、また安全運転のサポートとして、とても有用なアイテムです。

ただし、製品選びと取り付けは慎重に行うことをおすすめします。特に取り付けは、経験豊富な専門店に依頼することで、車検時のトラブルを未然に防ぐことができます。

この記事を参考に、安心してミラー型ドライブレコーダーを導入していただければ幸いです。ご不明な点があれば、専門店や整備士にお気軽にご相談ください。

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